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Webディレクターは忙しい?1日の仕事をご紹介します!
Webディレクターとは、どんな仕事でしょうか。簡単にお伝えすると、Webサイトの設計、制作、運用に関する方針を決めて、クライアントと制作チームの間でコミュニケーションを取り、プロジェクトを進行していく仕事です。
こうお伝えすると「大変そう…」と思われるかもしれませんが、大変な仕事ではあるもののやりがいもあるので、今回はWebディレクターの仕事について、1日のスケジュールを交えてお伝えしたいと思います!
朝の仕事
さっそく出社後についてご紹介します。朝はいつもバタバタしがちで、出社したらすぐにメールとチャットをチェックします。そこで、クライアントからの問い合わせや、制作チームからの進捗状況などを確認します。
なかにはサイトの不具合の連絡があることもあるので、このメールやチャットを仕事の最初に確認して、優先順位が高い、緊急性がある対応がないかを確認するのが必須です。当てはまるものが見つかったときは…、ちょっと気合を入れてこの後のミーティングに参加します。なので、ミーティングまでには終わらせておく必要がある仕事です!だから遅刻厳禁(そうじゃなくても厳禁ですが)!
朝のミーティング
各案件の業務に入る前に、チームとのミーティングがあります。これは進捗状況や、問題点を確認して、作業スケジュールを立てるためです。プロジェクトが始まった段階で、大きな作業スケジュールは予め決まるのですが、このミーティングでは1日単位で予定を確認していきます。
この時、最初のメール・チャットチェックで緊急業務が入った場合は報告。そのフォロー業務のために、他の業務を調整できるかを確認したり、割り振りを変えたりします。
各種問い合わせ対応
業務を進めるにあたり、常にメールやチャットはチェックします。Webサイト制作では、デザイナー、ライター、エンジニア、コーダーなどたくさん関わる人がいるので、常に何かしらの連絡が入ってくるからです。各メンバーの状況把握や調整をできるだけリアルタイムで進めるのは、Webディレクターに必要なスキルかもしれません。
どれかの回答を止めると、誰かの業務が止まるし、その回答次第で誰かの業務内容が変わるかもしれないので、全員と常にコミュニケーションを取っていきます。
クライアントとのミーティング
欠かせない業務として、クライアントとのミーティングがあります。これが一番重要なミーティングですね。クライアントの要望や、プロジェクトの目的を確認して、その方針に基づいてWebサイトの設計や戦略を決定します。最近は、必ずしもクライアントを訪問するとは限らずオンラインミーティングのパターンも増えてきました。
クライアントとのコミュニケーションは、プロジェクトの成功に不可欠です。Webディレクターは、他の制作メンバーの成果を代表して伝える役割でもあるので、しっかりご要望に応じた制作をご提供していきます。
ただ、このミーティングは他の業務に比べて一番時間が読めないので、ミーティングの時間に合わせてお昼の時間を後にするか、早めにとるか、その辺のお腹との相談も大事です(私にとっては)。訪問の時はクライアントの所在地付近のおいしいランチを調べるのも大事です(私にとっては)。
午後の仕事
午後になると、集中力がいるデスクワークが始まります。プロジェクトの進捗状況をチェックして、プロジェクトのスケジュールや予算を調整しつつ、制作チームへの指示書作成や打ち合わせや、引き続きクライアントとのミーティングを行うこともあります。
各制作物の指示書作成
Webディレクターは、デザイナーにデザインを、ライターに原稿を、エンジニアにシステムを、コーダーにコーディングを依頼していきます。
そのため、クライアントとのミーティングの内容を踏まえて、デザイン制作のためのワイヤーフレームを作成したり、執筆のための構成を作成したり、システム構築やコーディングのための仕様書を作成したりします。この時に大切なのは、自分のアイデア力もですが、依頼先にいかに正しく意図を伝えられるかです。Webディレクターは自分の手は動かしません。相手の立場を想像しながら、指示書を作成していきます。
各制作物のチェック
上記で依頼したそれぞれの制作物をチェックしていきます。そして、必要に応じて修正を提案します。これが希望と全然違う仕上がりだと、もう一度指示書を作り直すことになり、クライアントに提出できる予定もずれていきます。
だから、この瞬間は仕上がりがどうかドキドキしますし、自分の指示書の質が問われる瞬間でもありますね。希望通りどころか、想定以上の仕上がりになったときの興奮はすごいですよ!今すぐクライアントに見せたい…(迷惑)!ってなりますが、その気持ちは抑えて、とりあえず隣のWebディレクターに自慢しにいきます(やっぱり迷惑)。
Webサイトの品質チェック
Webサイトの品質チェックも、Webディレクターの重要な仕事の一つです。よいデザインや素晴らしい原稿が揃っていても、Webサイトが機能していなかったり、デザインが正確に反映されていなかったり、原稿や画像が適切に表示されていなければ、Webサイトとしての意義は果たせていません。
さらにSEO対策ができているかなどチェックする要素は幅広く、どれも重要です。パソコンだけでなく、スマホでのチェックも必要ですね。これによって、Webサイトの品質を確実にしていきます。
プロジェクトの管理
上記のような具体的な制作もしつつ、プロジェクトの管理を平行して行います。各メンバーの進捗を確認したり、再修正の程度などで予定の調整をしたり、クライアントに各制作物の確認や報告もしていきます。
定時前の仕事
定時前になると、一日の仕事が終わるように感じるかもしれないですが、まだ終わりじゃありません!今日の業務の進捗を改めてまとめて、明日以降のスケジュールを再確認します。
Webサイト制作にはたくさんの過程がある分、今日すべきことが終わっていないと影響は大勢に及びます。とはいえ納期遵守!と思って、無理な業務量を残したままだと、ここからの残業がえげつなくなるので、どこまでは今日終わらせる必要があるのか、納期を延ばしても大丈夫なのかの判断はとても大事。体も労わってあげないと、仕事は続けられませんからね。
残業
Webディレクターの仕事は、クライアントの要望に合わせて納期に間に合わせるため、プロジェクトによって異なりますが、忙しい時期には普段よりも長く働くことがあります。
例えば、新しいWebサイトのローンチ前には、テストを行い、問題がないかより厳密に確認するために、長めに働くことがあるかもしれません。また、クライアントの緊急の要望があった場合も急いで仕事を進める必要があるため、残業が必要になることがあります。その他の事情としては、クライアントの業種によってはクライアントの終業後にミーティングをすることもあるので、その都合で残業が発生する場合もありますね。
でも、昨今は残業時間の管理が厳しくなっているので、健康やワークライフバランスを守るために、チームリーダーや上司が常にスケジュールを把握し、必要に応じて残業時間を制限したり、遅い時間のミーティングや訪問の時は翌日の業務時間を調整してくれたりします。
残業が必要になった場合でも、メンバー同士で協力し合って仕事を進めていきたいですね。お互いに理解し合って、協力して仕事を完了させることができれば、残業のストレスも軽減されるのではないでしょうか。
まとめ
Webディレクターの仕事は本当に忙しい職種ですが、プロジェクトが完了し、自分たちが作り上げたWebサイトが公開された瞬間や、クライアントからの感謝の言葉、Web サイトのプレビュー数増加、お問い合わせ増加、売上増加などのフィードバックを受け取ったときには、とても達成感があります。忙しいけれども、やりがいを感じながら取り組むことができれば、Webディレクターとしてのスキルや経験が成長すると同時に、充実したキャリアを築くことができる仕事です。
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DeBoマガジン編集部 Webディレクター・クリエイター
過去に働きながらオンラインスクールでWebディレクターの勉強をし、現在は新米Webディレクターとして切磋琢磨中です! 日々の業務のなか、Webディレクターとしての気づいたことや情報共有をしていきます!